過去最大の最終赤字も2021年は業績回復する見通し ボーイング Q4 決算

ボーイング(BA)Q4

決算発表 1月27日
【決算概要】

Q4(前年比)市場コンセンサス予想
売上高153.0億ドル(-15%)152.6億ドル
営業利益率営業赤字のため算出不可
EPS-15.25ドル(-%)-1.8ドル
2020通期(前年比)市場コンセンサス予想
売上高581.6億ドル(-24%)583.4億ドル
営業利益率営業赤字のため算出不可
EPS-23.25ドル(-%)-9.7ドル

株価:194.03ドル(1月27日終値)
2020年度EPS:-23.25ドル
2021年度EPS(予):1.13ドル

PER(実):-倍 益回り:-%
PER(予):171.70倍 益回り:0.58%

過去最大の最終赤字

  • 737MAXの運行停止措置
  • パンデミックによる航空機需要の減退

2つのダブルパンチで2020年は過去最大の141.5億ドル(約1兆4750億円)の最終赤字となりました。

バランスシートを見ると債務超過に陥っていてこの先の経営状況が心配になるところですが、キャッシュフローを見るとすぐに倒産してしまうというリスクは低いように思います。

⬆️は今四半期と2020年通年のフリーキャッシュフローです。ともにマイナスで2020年1年間で197億ドル(約2兆500億円)ものキャッシュが会社から流出したことがわかります。

一方、こちらは手元にある現金と現金同等物を表しています。197億ドルものキャッシュ流出があったにもかかわらず、Q4終了時点で256億ドルものキャッシュが会社にはあります。

これは昨年、250億ドルの社債を新規発行したことが大きいと思います。政府支援も話題になりましたが、結果的にカルフーンCEOは社債の新規発行によるキャッシュの自力調達を選択しました。今後の世論からの風当たりなども考えると正しい選択だったと思います。

会社側は2021年の業績見通しについて、収益、キャッシュフローともに2020年からは改善されると予想しています。マーケットも2021年のコンセンサスEPSは1.13ドルと黒字転換を予想しています。