パーク事業は海外旅行客抜きでコロナ前の水準を回復 ディズニー 決算 Q1

ウォルト・ディズニー(DIS)Q1

決算発表 2月9日
【決算概要】

株価:138.14ドル(3月16日終値)
2021年EPS:2.29ドル
2022年EPS(予):4.39ドル

PER(実):60.32倍 益回り:1.66%
PER(予):31.47倍 益回り:3.18%

過去10年平均PER:17.11倍 益回り:5.84%

パーク事業はコロナ前の水準を回復

ディズニーは主に4つのセグメントに分かれています。

  • Linear Networks(4大ネットワークのABCやケーブルテレビ事業など)
  • Direct-to-Consumer(ディズニープラス(Disney+) やHuluなどの動画配信事業)
  • Content Sales/Licensing and Other(映画事業やキャラクターライセンス事業など)
  • Disney Parks, Experiences and Products(ディズニーリゾートなどのパーク事業)

各セグメントの売上高は以下の通りでした。

アメリカでは新型コロナによる社会的制約がほぼ完全に撤廃されつつあります。パーク事業は売上高が前年比で倍以上に伸び、コロナ前の水準を回復しました。

新型コロナの発生前の2020年Q1(2019年10-12月期)のパーク事業の売上高は74.0億ドル、営業利益は23.4億ドルでした。

今回の決算でパーク事業の売上高は72.3億ドル、営業利益は24.5億ドルでしたので、営業利益ベースではコロナ前の水準を上回っていることになります。

しかし、依然として海外からのゲストは戻ってきておらず、もしこの需要が戻ってくればさらなる業績の上振れが期待できると経営陣は述べています。

動画配信事業の成長も順調です。
ディズニープラスのサブスクリプション数は1億2,980万人で、市場予想の1億2,575万人を上回りました。

ボブ・チャペックCEOは2024年のサブスクリプション数のガイダンスを従来通り2億3,000万人から2億6,000万人としています。

ただ、依然として先行投資が続いているため、営業損益ベースでは5.9億ドルの赤字でした。


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