【決算】アルファベットQ1 & マイクロソフトQ3

アルファベット GOOGL Q1

決算発表 4月28日
【決算カンファレンスコール要旨】
・売上高は13%増の412億ドル
・EPSは9.87ドル
・コロナ禍でグーグルのサービスへの需要は増している
・広告事業において、今四半期の最初の2ヶ月は非常に強かった
・3月に広告事業において、急激な売上の減速を経験した
・広告事業の回復は経済活動の再開にかかっている
・リーマンショック時の2008年と比べてCloudなど、事業ポートフォリオは多角化している
・1日あたり1億人がGoogle Meetを利用して会議を行っている
・長期的な視点にたって投資を続けていくが、短期的な視点も考慮する
・2020年は雇用のペースを減速させていく
・非広告事業は3月を通しても、特にGoogle Cloudにおいて、好調な売上パフォーマンスだった
・検索・広告事業は3月に入ると、売上は減少し始め、月末には前年比10%台半ばの減少幅になった。検索数は増加したにもかかわらず、主な関心はコロナに関わることで非商業(訳注:購入やサービスの利用など出費を伴うものではない)トピックに向けられた。広告単価も減少した。
・3月末時点で、YouTubeの広告売上は前年比で1桁代後半のパーセンテージの減少となった
・ビジネスの長期的な成長見通しに変更はない
・Q2でも広告事業は引き続き厳しい状況が続くだろう
・2020年のcapex(=資本的支出)の大幅な減少を予想している。最も大きな予想される変更点はコロナ への対応として、世界中のオフィス設備への投資が減少するため。

マイクロソフト MSFT Q3

決算発表 4月29日
【決算カンファレンスコール要旨】
・売上は15%増の350億ドル
・EPSは23%増の1.4ドル
・1日あたり2億人がMicrosoft Teamsを通して会議を行っている
・Office365は2億5800万人の有料アカウントを保有
・コロナ は短期間でのno-code/low-code(コードなしでのアプリ開発)需要を創出
・Excelシートからコードなしでアプリ開発ができるPower Platformはすでに3億4千万人に利用されている
・LinkedIn Learningでは前月比50%増の400万時間のビデオコンテンツが再生された
・利用者や利用企業・団体がリアルタイムでビデオ配信できるLinkedIn Liveの利用は2月に比べて158%増。
・Q4にかけてもリモートワークやゲームのリモートプレーによるクラウドビジネスへの恩恵は続くだろう
・リモートワークへの移行などの社会変化はまだ始まったばかりで、クラウドビジネスの需要は今後本格化する
・優れた顧客体験の提供と長期的な財務成長による長期経営戦略に変わりはない。

コロナ禍でもオンライプラットフォーム・クラウドビジネスは好調

コロナで外出自粛が続くなか、リモートワーク関連は好調なようです。アルファベットもマイクロソフトもそれぞれGoogle Meet, Microsoft Teamsというプラットフォームを有していて、今後も成長していくでしょう。ズーム(ZM)がリモートワークアプリとしてブレイクして株価も急騰しましたが、Google、Microsoftというブランドは強力です。
アルファベットはグーグルの検索回数もYouTubeの再生回数も増えているようですが、肝心の広告単価が落ちていて、広告事業では苦戦を強いられています。
世の中の幅広いビジネスが売上の急減に晒されているなか、広告は真っ先に切られる経費でしょう。特に町の小さなレストランや居酒屋、カフェ等中小のローカルビジネスはアメリカ、ヨーロッパではそもそも営業できないところが多いのですから、広告出しても仕方がありません。
マイクロソフトのカンファレンスコールで触れられていたPower Platformは面白いなと思いました。Excelシートの編集ができればコードなしでアプリ開発ができるというプラットフォームです。リモートワークに対応するため、そういったアプリ需要は今後も引き続き拡大するでしょう。コードなしでアプリ開発できるとはすごい技術です。

両社とも長期的には買いで間違いない

両社の経営陣ともに長期的な経営戦略を重視していることを強調していたのがとても印象的でした。
今後、仕事はリモートワークが基本、という世界的な流れが加速すれば両社の成長にとって非常に有利に働くでしょう。長期的には買いで間違いないと思います。
ただ、そんなことはマーケットは既に織り込み済みで、株価は高い水準だと思います。
アルファベットは保有銘柄ですが、買い増しをしていきたいと思っています。Q4も広告事業は苦戦が続きそうなので、もし一時的な下落があれば、買い場だと思います。
マイクロソフトはここ数年右肩上がりなので、買い場らしい買い場はなかなかありません。2年前、3年前、「高いなぁ」と思っていた時こそ買い場だったのでは、と考えてしまいますが、結果論ですね。
長期でみれば短期の株価変動はノイズにすぎないので、買いと思った時が買い場だと言われますが、言うは易し、行うは難しです。なかなか実行するのは難しいですね。