すべてのセグメントで好調 アルファベット 決算 Q1

アルファベット(GOOGL)Q1

決算発表 4月27日
【決算概要】

Q1(前年比)市場コンセンサス予想
売上高553.1億ドル( +34.4%)517.0億ドル
営業利益率29.7%(+10.3%<+1030bps>)
EPS26.29ドル(+166.4%)15.82ドル

株価:2,392.76ドル(4月29日終値)
2020年EPS:58.16ドル
2021年EPS(予):84.44ドル

PER(実):41.14倍 益回り:2.43%
PER(予):28.34倍 益回り:3.53%
過去10年平均PER:27.41倍 益回り:3.65%

コロナの影響を差し引いて考えたとしてもポジティブサプライズな決算

グーグルの売上の内訳は以下のとおりです。

Q1(前年比)単位:百万ドル割合
Google検索&その他318.79億ドル(+30.1%)58%
YouTube広告60.05億ドル(+48.7%)11%
Google Network68.00億ドル(+30.2%)12%
Google Cloud40.47億ドル(+45.7%)7%
その他64.94億ドル(+46.4%)12%
Google売上総計552.25億ドル(+34.8%)100%

会社が発表した決算書では今回からGoogle Cloudの売上が独立し、Google売上総計に入っていないのですが、当ブログでは便宜上、Google Cloudの売上もGoogleの売上に含んで表記しています。

すべてのセグメントで30%を超える前年比成長率になっています。
しかし、2020年Q1(1-3月期)は新型コロナのパンデミックの第1波の影響を受けた時期で、世界的に経済活動が停滞した時期です。そのまま比較するのではなく、その分を差し引いて考える必要があると思います。

ただ、その分を差し引いて考えたとしてもポジティブサプライズな決算でした。

成長のエンジンはYouTubeとGoogle Cloudです。

コロナ禍でYouTubeの広告売上は絶好調です。
個人的にもこの1年でYouTubeを観る機会は増えたと思います。最近はレシピ動画を参考にして料理をすることもあります。

Google Cloudはコロナ以前から成長が続くセグメントですが、コロナ禍でテレワークが普及したことも追い風になりました。アマゾンのAWSの背中を追い続けています。

今回の決算では経済活動再開の流れを受けて、Google検索からの広告収入も好調でした。

500億ドルの自社株買いを発表

今回、500億ドル規模の自社株買いを実施すると発表しました。

対象はクラスC株(GOOG)です。
私はクラスA株(GOOGL)を持っているのですが、決算発表後数日の株価パフォーマンスはGOOGのほうがGOOGLを1.6%程度アウトパフォームしています。自社株買いの影響だと思われます。

GOOGは自社株買いの対象になる一方、ストックオプションで従業員に与えられる株式でもあります。長期的なパフォーマンスはGOOGLもGOOGもあまり変わらないと思うのですが、今回のように需給に影響する材料が出ると、短期ではパフォーマンスに差が出ることもあるようです。

アルファベット株を買う際にGOOGとGOOGLどちらにすべきか悩んだ記憶があります。ふたつの株式の違いは議決権が付帯しているかいないかです。

悩んだ結果、どちらの株式も本質的価値はアルファベットが稼ぐ利益なので、将来の本質的な価値の変化(パフォーマンス)に違いはないはずだと考えました。そうであるならば、議決権ないよりはあったほうがいいんじゃないかと思い、GOOGLにしました。
まぁ、私のような少数株主の個人投資家は議決権を行使する機会もないし、行使したとしても大勢に何の影響も及ぼさないでしょうけれども。