2年続いた株価上昇はひと段落か アルファベット 決算 Q4

アルファベット(GOOGL)Q4

決算発表 2月1日
【決算概要】

株価:2,784.02ドル(2月7日終値)
2021年EPS:112.20ドル

2021年EPS(予想):114.83ドル
PER(実績):24.81倍 益回り:4.03%
PER(予想):24.24倍 益回り:4.12%
過去10年平均PER:29.08倍 益回り:3.44%

1株=20株への株式分割を発表

好調な決算でした。

Googleのセグメント別売上の内訳は以下の通りです。

総じて好調でしたが、YouTube広告の売上高は、市場予想が88.7億ドルだったので2.7%ほど届きませんでした。

Google Cloudの売上高は順調に成長してきていますが、損益ベースではいまだに8.9億ドルの営業赤字です。昨年の同期は11.4億ドルであったので赤字幅は縮小していますが、前四半期である2021年Q3の6.4億ドルと比較すると赤字幅は拡大しています。

市場は2022年の業績に対しては保守的です。売上高ベースで17%、EPSではわずか2%の成長を予想しています。PERが24倍台ということからも市場の期待値があまり高くないということが窺えます。

2021年のアルファベットの株価パフォーマンスは65%という驚異的なものでした。PERなどの市場からの期待値から考えても2022年の株価は良くて数%の上昇、悪ければマイナスのパフォーマンスになるかもしれません。
2020年3月来、株価上昇が続いてきましたが、2022年は一旦お休みということになる可能性が高いかと思います。

今回、1株=20株の株式分割を発表しました。今年の7月を予定しているということです。

現在の株価は1株あたり日本円で32万円ほどとアメリカ株としては非常に高くなっています。株式分割後は20分の1になるということなので、今の株価水準のままの場合、1株あたり140ドルほどになります。

株式分割は単純に1株を分割するだけなので、本質的な価値に影響を与えません。しかし、単価が安くなることから、資金力が小さい個人投資家が売買しやすくなるというメリットがあります。


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