好調な決算で株価もフェアバリュー ジョンソン・エンド・ジョンソン Q4 決算

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)Q4

決算発表 1月26日
【決算概要】

Q4(前年比)市場コンセンサス予想
売上高224.8億ドル(+8.3%)216.7億ドル
営業利益率18.4%(-2.5%<-250bps>)
EPS1.86ドル(-1.1%)1.82ドル
2020通期(前年比)市場コンセンサス予想
売上高825.8億ドル(+0.6%)817.8億ドル
営業利益率23.9%(-0.6%<-60bps>)
EPS8.03ドル(-7.5%)8.00ドル

【2021年会社ガイダンス】
売上高(前年比):905-917億ドル(+9.5-11%)
EPS:9.4-9.6ドル(+17.1-17.6%)

株価:165.98ドル(1月26日終値)
2020年度EPS:8.03ドル
2021年度EPS(予):9.06ドル

PER(実):20.67倍 益回り:4.84%
PER(予):18.32倍 益回り:5.46%
過去10年平均PER:17.41倍 益回り:5.74%

おおむね好調な決算

四半期、通年ともに売上高、EPSのそれぞれの市場予想を上回るおおむね良い決算だったと思います。決算を受けて26日、株価は2.71%上昇しています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下JNJ)は大きく3つのセグメントがあります。

  • 一般消費者向け製品:市販薬やリステリン(口腔ケア)、バンドエイドなど
  • 医薬品:処方箋薬や医療用の医薬品
  • 医療機器

それぞれの2020年の売上高の結果は以下ようになっています。

それぞれ前年比で

  • 一般消費者向け製品・・・141億ドル(+3.0%)
  • 製薬:処方箋薬や医療用の医薬品・・・456億ドル(+8.2%)
  • 医療機器・・・230億ドル(-11.4%)

全体としては増収でしたが、新型コロナの影響で不要不急の手術が世界中で控えられたため、医療機器部門は前年比で2ケタの落ち込みでした。

⬆️は各セグメント別の利益内訳です。主力の製薬部門(グラフ内濃いブルーの部分)が大きく利益を伸ばした一方、医療機器(グラフ内グリーン)が約6割減です。医療機器部門にとっては受難の年でしたが、コロナの影響によるものなのでそこまで心配する必要はないかと思います。コロナの感染状況が落ち着けば間違いなく需要は回復してきます。

2021年ガイダンスは強気

JNJは毎回、売上高やEPSのガイダンスを発表してくれる親切な会社です。
上にも示しましたが、2021年通年のEPSを9.4-9.6ドルと予想しています。決算発表を受けた市場コンセンサス予想は9.06ドルなので、会社予想としては強気な数字だと思います。

過熱感が指摘される最近の相場環境の中にあって、JNJの株価はフェアバリューだと思います。今後のマーケットの状況次第では少し買い増ししても良いかなと思っています。