医療機器部門はコロナ前の水準までまだ回復できていない ジョンソン・エンド・ジョンソン 決算 Q4

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)Q4

決算発表 1月25日
【決算概要】

【2021年会社ガイダンス】

株価:170.88ドル(2月1日終値)
2021年EPS:9.80ドル
2022年EPS(予):10.52ドル

PER(実):17.44倍 益回り:5.74%
PER(予):16.24倍 益回り:6.16%
過去10年平均PER:18.65倍 益回り:5.36%

コロナ禍の影響からはほぼ回復

売上高は予想に届きませんでしたが、EPSはほぼ市場予想どおり、ガイダンスは市場予想よりも強気という決算でした。

こちらは税引き前利益のグラフです。

すべてのセグメントで前年を上回りました。

特に2番目に利益が大きい医療機器部門の回復が目立ちます。

コロナ禍でコロナ患者以外の人たちが通院を控えたり、不急の手術が延期されたりしたことにより、2020年は医療機器の需要が一時的に減退しました。2021年はその需要が回復してきました。

⬆️は2020年と2019年の比較のグラフです。

医療機器部門の2019年の税引き前利益は92億ドルでした。同部門の2021年の税引き前利益は70億ドルでしたので、2019年と比較するとまだ8割弱の水準だということがわかります。

コロナ禍の影響からほぼ回復したと言えますが、完全に回復したとは言えない水準です。医療機器部門の完全回復にはまだ少し時間がかかりそうです。


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