コロナ感染再拡大が起こっても影響は限定的 マコーミック Q3決算

マコーミック(MCK)Q3

決算発表 9月29日
【決算概要】

Q3(前年比)市場コンセンサス予想
売上高14.3億ドル(+7.6%)13.9億ドル
営業利益率19%(±0%)
EPS1.53ドル(+7.0%)1.52ドル

株価:189.89ドル(9月29日終値)
2019年EPS:5.35ドル
2020年EPS(予):5.76ドル Q3終了時点:4.06ドル
PER(実):35.5倍 益回り:2.8%
PER(予):33.0倍 益回り:3.0%
過去10年平均PER:21.5倍 益回り:4.7%

  • 全体の売上は前年を上回る
  • 一般消費者向けのコンシューマー部門は前年比売上増、業務用向けのフレーバー部門は前年比売上減もQ2からは回復傾向
  • 2020年のガイダンス発表、売上高成長4〜5%、調整後EPS5.64〜5.72ドルを見込む
  • 11月20日に1:2の株式分割を実施すると発表

全体の売上はほぼ回復もフレーバー部門の影響は長期化か

全体の売上、EPSはほぼコロナ前の水準まで回復してきました。株価はPERが30倍台と市場からの評価は高いです。買い場を探っている私には当分、買いのチャンスは訪れなさそうです。

Q2で取り下げていた2020年の業績ガイダンスも改めて発表されました。売上高成長率4〜5%、営業利益成長率6〜7%、調整後EPS5.64〜5.72ドルを見込んでいると発表されました。
市場コンセンサスの予想EPSが5.76なので、ほぼ市場予想と同じ水準のガイダンスでした。

アメリカでの新型コロナウィルス感染再拡大が懸案

マコーミックは米国内の売上が全体の7割を占めます。家庭向けの製品を扱うコンシューマー部門の売上が前年比で14.7%増になった一方、業務用向け製品を扱うフレーバー部門は3%減でした。売上比率は約6割がコンシューマー部門、残り約4割がフレーバー部門でした。

現在、アメリカでは一部の州で飲食店の営業が制限されています。ニューヨーク市では店内での飲食が30日に解禁される予定ですが、足元ではジワジワと新型コロナウィルスの感染者数が増えてきています。今後の推移によっては再度、営業を制限される事態になる可能性もあります。

ただ、前述のようにマコーミックは一般消費者向けの売上が6割を占めているので、飲食店の営業制限はポジティブに作用する側面もあります。

秋冬にかけて新型コロナウィルスの感染再拡大が懸念されますが、もし感染再拡大が起こったとしても影響が限定的なビジネスであることが高い株価水準を裏付けていると思います。