マクドナルド(MCD)Q2
決算発表 7月28日
【決算概要】
| Q2(前年比) | 市場コンセンサス予想 |
---|---|---|
売上高 | 58.9億ドル(+56.5%) | 55.3億ドル |
営業利益率 | 45.7%(+20.1%<+2,010bps>) | – |
EPS | 2.37ドル(+259.1%) | 2.08ドル |
株価:238.08ドル(8月18日終値)
2020年度EPS:6.05ドル
2021年度EPS(予):9.06ドル Q2終了時点:4.29ドル
PER(実):39.35倍 益回り:2.54%
PER(予):26.28倍 益回り:3.81%
過去10年平均PER:20.40倍 益回り:4.90%
今後の成長のカギはデジタル化
業績は申し分ないものだと思います。売上高・EPSいずれの数字も前年比・市場予想ともに上回ってきました。
決算コールでコールでケンプチンスキーCEOはデジタル化について話していました。
日本でも導入されていますが、ウェブサイトやモバイルアプリから注文を受けてデリバリーをするというものです。使ってみるとわかるかと思いますが、デリバリーサービスでは店舗で購入するよりも商品単価が高く、デリバリー代もかかります。消費者にとっては割高になりますが、その分、会社側にとってはうまみのあるビジネスになります。
マクドナルドのビジネスは成熟したビジネスなので、なかなかさらなる付加価値で客単価を上げるということが簡単ではありません。アプリなどからのオンラインオーダーとデリバリーサービスはマクドナルドにとっては希少な客単価を上げるチャンスだと思います。
車社会のアメリカでは店内のカウンターでの売り上げよりもドライブスルーでの売り上げの方が大きいです。多くの人がマクドナルドに車で行き、持ち帰って食べるということだと思いますが、結局持ち帰って食べるのであれば、店舗に出向く手間が省けるデリバリーの魅力は小さくないのかなと思います。
すでにアメリカ国内でのマクドナルドアプリのアクティブユーザー数は2,200万人以上ということですが、会社側もアプリやデリバリーに特化した販促プログラムを企画してこの分野での成長を促していくということです。
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