業績の完全回復にはコロナ収束が不可欠 マクドナルド 決算 Q4

マクドナルド(MCD)Q4

決算発表 1月28日
【決算概要】

Q4(前年比)市場コンセンサス予想
売上高53.1億ドル(-2%)53.5億ドル
営業利益率40.3%(-1.9%<-190bps>)
EPS1.7ドル(-14%)1.78ドル
2020通期(前年比)市場コンセンサス予想
売上高192.1億ドル(-10%)192.4億ドル
営業利益率38.1%(-4.4%<-440bps>)
EPS6.05ドル(-23%)6.13ドル

株価:207.93ドル(1月28日終値)
2020年度EPS:6.05ドル
2021年度EPS(予):8.43ドル

PER(実):34.37倍 益回り:2.91%
PER(予):24.67倍 益回り:4.05%
過去10年平均PER:19.30倍 益回り:5.18%

コロナ禍で減収減益

⬇️️️️は前四半期のQ3(7-9月期)の業績結果です。

Q3(前年同期比)市場コンセンサス予想
売上高54.2億ドル(-1.5%)54億ドル
営業利益率46.6%(+2.8%<+280bps>)
EPS2.22ドル(+5.2%)1.9ドル

コロナ禍において業績の底は2020年Q2(4-6月期)でした。Q3はQ2から売上高、EPSともに回復しました。当初、Q4ではさらなる回復が期待されましたが、世界的な感染再拡大で結果的にはQ3より再び悪化に転じてしまいました。

ハイテク企業などとは違い、やはりマクドナルドと言えども外食産業なので感染拡大し、世界中でロックダウンが相次げば影響は少なからず受けます。

アメリカは車社会です。コロナ前でもアメリカ国内の全体の売上のうち、3分の2はドライブスルーによるものでした。パンデミック以降はその割合は9割まで上がっています。業績悪化というよりも、むしろドライブスルーやウーバーイーツなどのデリバリーがあるからこの程度の影響で済んでいると言ったほうがいいかもしれません。

2021年はワクチン接種が行き渡り、年後半には社会経済活動が正常に近づくという期待からコンセンサス予想EPSは2020年の実績値より約4割高い8.43ドルと予想されています。
予想EPSをもとにしたPERは24倍台です。外食産業はコロナが収束すれば最も大きなインパクトを受ける業種ですし、バブルも囁かれる市場環境の中にあって株価は魅力的な水準かもしれません。