一般消費者向けが伸びた一方で業務用には逆風 マコーミック 決算 Q4

マコーミック(MKC)Q4

決算発表 1月28日
【決算概要】

Q4(前年比)市場コンセンサス予想
売上高15.6億ドル(+4.9%)15.9億ドル
営業利益率18.6%(-1.8%<-180bps>)
EPS0.79ドル(-2.5%)0.81ドル
2020通期(前年比)市場コンセンサス予想
売上高56.0億ドル(+4.7%)56.3億ドル
営業利益率18.2%(-0.1%<-10bps>)
EPS2.83ドル(+5.6%)2.84ドル

株価:89.54ドル(1月29日終値)
2020年度EPS:2.83ドル
2021年度EPS(予):2.95ドル

PER(実):31.64倍 益回り:3.16%
PER(予):30.35倍 益回り:3.29%
過去10年平均PER:22.09倍 益回り:4.53%

【2021年ガイダンス】
売上高成長率:5〜7%(58.8〜59.9億ドル)
営業利益成長率:6〜8%(10.8〜11.0億ドル)
EPS成長率:1〜3%(2.86〜2.91ドル)

おおむねコンセンサス予想通りの決算

マコーミックは世界でスパイス、シーズニングシェア1位のスパイスメーカーです。

ビジネスセグメントは大きく、一般消費者向けのコンシューマー部門とレストランなどの業務用のフレーバー部門の2つに分かれます。

コロナ禍において、世界各国でステイホームが励行されたことから、人々が自宅で調理する機会が増え、コンシューマー部門には追い風になりました。
フレーバー部門にとっては当初は逆風になりましたが、デリバリーなど外食以外の分野の業務用の需要が増えたことから回復傾向にあります。

⬆️で一番上の赤線の部分がコンシューマー部門の2020年の売上高前年比率です。売上高ベースでは10.3%増でした。そして下の赤線がフレーバー部門の売上高前年比率です。前年比で5.3%増でした。

赤い四角で囲った部分がそれぞれの部門の営業利益の前年比率です。コンシューマー部門が前年比15.7%増だった一方、フレーバー部門は19.7%減でした。それでも全体の営業利益は前年比4.8%の増加でした。

2021年も引き続き、フレーバー部門では苦戦が予想されますが、今回発表されたガイダンスでは営業利益が前年比で6〜8%、EPS成長率は1〜3%と予想されています。


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