【決算】マイクロソフト コロナの影響にも関わらず業績好調

マイクロソフト(MSFT)Q4

決算発表 7月22日
【決算概要】

Q4(前年比)市場コンセンサス予想
売上高380.33億ドル(+13%)365億ドル
EPS1.46ドル(+7%)1.37ドル
2020通期(前年比)市場コンセンサス予想
売上高1,430.15億ドル(+14%)1,415億ドル
EPS5.76ドル(+21%)5.68ドル

株価:211.75(7月21日終値)
2020年度EPS:5.76ドル
2021年度EPS(予):6.23ドル
PER(実):36.76倍 益回り:2.7%
PER(予):33.99倍 益回り:2.9%
過去10年平均PER:22.58倍 益回り:4.4%

コロナの影響にも関わらず業績好調

マイクロソフト(MSFT)は6月決算の会社なので今回が本決算になります。Q4単体、20年度通期どちらも売上高、EPSともに市場コンセンサス予想を上回る好決算でした。

セグメント別の売上と成長率です。(単位=百万ドル)

20202019成長率
Productivity and Business Processes46,39841,160+13%
Intelligent Cloud48,36638,985+24%
More Personal Computing48,25145,698+6%

Productivity and Business Processes・・・Word、Excelなどのoffice製品やLinkedInなど
Intelligent Cloud・・・アジュールなどのクラウドサービスやサーバー向け製品
More Personal Computing・・・windowsやxboxなどの個人向け製品

すべてのセグメントでプラス成長を記録しています。もう少し詳しく、製品別の売上成長率を見てみましょう。こちらはQ4四半期の前年比成長率です。

家庭用ゲーム機のxboxのコンテンツやサービスの売上が上昇率トップです。これはコロナの影響でしょう。2番目は決算コールでも言及されていたアジュールです。ただ、売上成長率はQ3の59%からは鈍化しています。3番目のダイナミクス365はAIを活用した営業支援・マーケティング支援サービスです。表にあるようにコロナの悪影響が直撃したQ4でもほとんどの製品で前年を上回る売上を記録しています。

決算が好調だったにも関わらず、株価は時間外で2%以上下落しています。前述のアジュールの成長鈍化を主要因とする声もあるようです。
確かに株価は実績EPSをベースに計算すると36倍台と決して安い水準ではありません。投資家の期待は非常に高いです。
過去の平均PERを計算するときに気になったんですが、MSFTは2015年ごろまではPER10倍台半ばでした。2012年ごろまでは1桁台が続いています。その頃はアジュールなどのクラウドサービスもまだ軌道に乗っておらず、いわば『MSFTはオワコン』と見られていた時期でした。
最近5年のMSFTの成長は目を見張るものがあります。株価もスルスルと上昇してきました。素晴らしい企業で素晴らしい事業を持っているとはお思いますが、投資家の期待過剰の可能性もゼロではないと思っています。買いたい銘柄ではありますが、今の株価水準が今後のリターンに見合うかどうかはわかりません。