業績好調で市場予想を上回るガイダンス提示 ペプシコ 決算 Q2

ペプシコ(PEP)Q2

決算発表 7月13日
【決算概要】

Q1(前年比)市場コンセンサス予想
売上高192.2億ドル(+20.5%)179.6億ドル
営業利益率16.5%(+0.7%<+70bps>)
EPS1.72ドル(+30.3%)1.53ドル

株価:155.25ドル(7月15日終値)
2020年EPS:5.52ドル
2021年EPS(予):6.09ドル

PER(実):28.13倍 益回り:3.56%
PER(予):25.49倍 益回り:3.92%
過去10年平均PER:20.15倍 益回り:4.96%

【2021年ガイダンス】
売上高:前年比6%成長(745.9億ドル) 市場予想:754.6億ドル
EPS:6.20ドル 市場予想:6.09ドル

PER(会社予想):25.04倍 益回り:3.99%

ビバレッジ部門の業績が回復

売上高、EPSともに市場予想を大きく上回る好決算でした。
さらに今回提示された業績ガイダンスでは、市場予想を上回る数字が提示されました。

好決算を受けて株価は上昇しています。決算発表翌日は2%以上上昇しました。

コロナ禍でビバレッジ部門は打撃を受け、主力のフード部門では売り上げを伸ばしました。
今回の決算ではビバレッジ部門の業績回復が確認された上に、フード部門は引き続き好調な業績であったことから、全体の業績が大きく伸長する結果となりました。

ビバレッジ部門の回復はレストランなどへ向けた業務用の需要が回復したことによります。
北米ビバレッジ部門では売上高ベースで前年比21%増、調整後利益ベースでは前年比83%増でした。

EPSガイダンスは市場予想を上振れる

今回、示されたガイダンスでは、会社予想EPSが市場予想を上回りました。
経営陣が2021年の業績に自信があるということの現れです。

株価は今年の3月に安値をつけたあと、今回の決算発表後に高値を更新しました。

しかし、今回示された会社予想EPSをもとにしたPERは25倍と過去の株価と比較しても割高感はありません。フェアバリューといったところでしょうか。

今後、業績がさらに上振れるようであれば、年末までにさらに上値を追う展開になることも十分に考えられます。


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