【決算】ベリサイン 派手さはないが、堅実な決算

ベリサイン(VRSN) Q2

決算発表 7月23日
【決算概要】

Q2(前年比)市場コンセンサス予想
売上高3億1,437万ドル(+2.6%)3億1,252万ドル
営業利益率65.8%(-0.1%)
EPS1.32ドル1.24ドル

株価:208.53(7月24日終値)
2019年度EPS:5.31ドル
2020年度EPS(予):6.76ドル Q2終了時点:4.19ドル
PER(実):39.27倍 益回り:2.5%
PER(予):30.85倍 益回り:3.2%
過去10年平均PER:25.95倍 益回り:3.9%

ネットインフラを担うドメイン管理の会社

ベリサインは『.com』や『.net』など、インターネットドメインの管理や電子証明などのネットセキュリティサービスを行っている会社です。今まで決算分析で取り上げてきた会社では一番、知名度が低い会社かもしれません。バフェットのポートフォリオでのウェイトは3月31日時点で1.31%と高くはありませんが、バークシャー ・ハサウェイが発行株式の11.09%を保有する筆頭株主です。バフェットはテクノロジー株には投資しないイメージがあったので少し意外でした。

アマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)のような派手な成長率はありませんが、確実にコツコツと業績を伸ばしてきている会社です。

60%以上の高い営業利益率を維持

四半期決算ごとに管理しているドメイン数を公開しています。

20年Q2時点で1億6210万の『.com』『.net』ドメインを管理していて、19年Q2から1年間で3.8%増加しています。

特筆すべきは営業利益率の高さです。ここ数年は60%以上をキープしています。売上高もコンスタントに伸びてきています。インターネット関連産業の強みは原価やコストが低く済むので利益率が高いことです。

コロナ禍でも自社株買いには積極的です。Q2の期間中、普通株70万株、1億5,000万ドル相当の自社株買いを実施しています。6億7,600万ドル分の自社株買いを今後順次実施していくことになっています。現在の時価総額が約240億ドルなので、単純に現在の株価で換算すると約3%弱を買い戻す計算になります。

2020年度の売上の会社予測は12.55億ドル〜12.65億ドルでした。市場コンセンサスが12.6億ドルなのでほぼ市場コンセンサスに沿った会社予測となっています。

インターネット関連株の中でもなかなか目立たない地味目な銘柄ですが、事業はキラリと光るものがあります。インターネットは今やなくてはならない生活インフラです。ドメイン数の増加は今後も引き続き着実に増えていくでしょう。株価水準も過去のPERとの乖離は大きくなく、市場最高値更新中のNASDAQの中では検討できる水準だと思います。