バリューでもグロースでもない地味な銘柄 ベリサイン 決算 Q4

ベリサイン(VRSN)Q4

決算発表 2月11日
【決算概要】

Q4(前年比)市場コンセンサス予想
売上高3.2億ドル(+3.1%)3.2億ドル
営業利益率63.9%(±0%)
EPS1.38ドル(+9.5%)1.29ドル
2020通期(前年比)市場コンセンサス予想
売上高12.7億ドル(+2.7%)12.6億ドル
営業利益率65.2%(-0.3%<-30bps>)
EPS7.07ドル(+37.3%)6.97ドル

株価:202.39ドル(2月12日終値)
2019年度EPS:7.07ドル
2020年度EPS(予):5.33ドル
PER(実):28.63倍 益回り:3.49%
PER(予):37.97倍 益回り:2.63%
過去10年平均PER:28.14倍 益回り:3.55%

【2021年ガイダンス】
売上高:13〜13.2億ドル
市場予想:13.1億ドル

取り扱いドメインネーム数成長率:2.5%〜4.5%
営業利益率:64〜65%

派手さはないが地味にコツコツと売上拡大

ベリサインは『.com』や『.net』など、インターネットドメインの管理や電子証明などのネットセキュリティサービスを行っている会社です。
コロナ禍の影響を良くも悪くも受けにくい業種で、実際に2020年の業績は前年と比べてもコロナによる大きな影響は見受けられませんでした。

EPSはコンセンサス予想を上回りましたが、決算発表後、株価は下落しています。
ネット関連でPERも20倍台の後半から30倍台なのでバリュー銘柄ではありませんが、かといってFAAMGのように高成長というわけでもありません。どっちつかずなので今の相場環境では注目されにくい銘柄だと思います。

取り扱いドメイン数は1億6500万と前年比で4%増でした。上のグラフは取り扱いドメイン数の推移ですが、グラフからも分かるとおり、毎期少しずつ増えていっている印象です。

取り扱っているドメイン数の成長が緩やかですから、売上高成長率や株価も緩やかな成長にならざるをえません。ただ、ビジネスモデルは安定的で営業利益率も常時60%超とキラリと光るものがあります。


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