ビッグテックを中心に決算発表山場
いよいよQ2(4-6月期)決算が山場を迎えます。
今週はGAFAMなどビッグテックを中心に多くの企業が決算発表を行います。
昨日の朝、テレ東の『モーニングサテライト』でデービッド・タイスというアナリストが「4〜5ヶ月以内に株価は暴落するだろう」「ハイテク企業の決算悪化が株価暴落のトリガーになる可能性がある」と述べていました。
私はこのデービッド・タイスなる人がどのような人物なのか知りませんが、誰が言おうと「いついつまでに株価は暴落する」と断言するような予想はほとんど信用できないと思います。
今回の決算が暴落の引き金になる可能性も低いと思います。FRBの金融引き締め観測やインフレ懸念で株価が下落することはあり得ると思いますが。
どうやらアメリカのCNBCでもインタビューに答えていて同様のことを言っています。
しかし、今年の1月の時点で同じようなことを言っていたようなので、よくいる暴落論者なのでしょう。
今の株式市場はいつか暴落する
現在の相場はバブルの領域に片足を踏み入れつつあります。まして株価は2008年の金融危機で一度大暴落をして以来、10年以上にわたってブル相場が続いています。いつになるかはわかりませんが、数年以内に大きく長期にわたる調整が起こってもおかしくはありません。彼もこのまま「暴落する」と言い続ければ5年以内にいつかは的中するでしょう。
ただ、それがTVを見ている個人投資家にとって価値のある行為なのかは大いに疑問です。特に彼の言説を真に受けて「やっぱり株式投資は怖いものだからやめておこう」という人が出てきてしまうのはもったいないことだと思います。
重要なことは暴落するかどうかではなく、たとえ暴落する直前に投資を始めてしまったとしても、20年以上の長期で見ればアメリカの株式市場への投資は報われるということです。

⬆️は1928年以降のS&P500のチャートです。グレーのラインはリセッション(景気後退期)を意味します。
リセッション時には株価は暴落します。時には高値から半値近くまで下落する場合もありますが、長期で見れば株価は基本的に右肩上がりです。
もし、今日、S&P500に連動するETFを買って明日暴落したとしても、20年後にはかなりの高確率でその資産は値上がりしているでしょう。下落したとしても下落局面で積み立てを続けていれば、プラス転換する時期は早まります。重要なことは暴落しても決して株式市場から退場しないことです。
長期で資産形成を考えるならば、今の株式市場のモメンタムや株価水準はあまり考えず、毎日でも毎月でも定額を淡々と積み立てていくことが重要だと思います。
7月26日(月)
テスラ(TSLA)
7月27日(火)
アップル(AAPL)
アルファベット(GOOGL、GOOG)
マイクロソフト(MSFT)
ビザ(V)
スリーエム(MMM)
7月28日(水)
マクドナルド(MCD)
ボーイング(BA)
フェイスブック(FB)
7月29日(木)
アマゾン・ドットコム(AMZN)
マスターカード(MA)
メルク(MRK)
7月30日(金)
キャタピラー(CAT)
シェブロン(CVX)
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
※太字は私がウォッチしている銘柄です。リンクで前回の決算記事に飛びます。
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