ひとつ上の資産階層へ上がるには?

1,000万円の次は3,000万円が当面の目標

先日、資産運用額が1,000万円を超えたという記事を書きました。

その記事の中で資産の内訳を示しましたが、再掲すると以下のとおりです。

このうち、投資信託・現物株・CFDの含み益は合計で2,507,134円でした。
含み益が約250万円で現金が約350万円なので、投資元本は約400万円だったということになります。

つまり、べつの言い方をすると、もし投資をせずにせっせと貯金だけをしていたら、現在の資産額は750万円だったということになります。

250万円ってなかなか大きいなと思います。私の感覚ではゼロから250万円を貯めるとなったら2年以上はかかると思います。

野村総合研究所が金融資産額をもとに各世帯を区分化したデータを発表しています。

やったー!1,000万円突破だ!と一人で喜んでますが、まだまだ所詮はマス層にとどまったままです。

ひとつ上の階層であるアッパーマス層に届くには3,000万円の資産が必要です。個人的には3,000万円が当面の目標となりそうです。

上の階層に行くには資産運用は必要不可欠

それぞれの階層のパーセンテージを計算すると以下のようになります。

  • 超富裕層・・・0.2%
  • 富裕層・・・2.3%
  • 準富裕層・・・6.3%
  • アッパーマス層・・・13.2%
  • マス層・・78.0%

一時期、億り人という言葉が流行りましたが、1億円を超えると富裕層で全世帯のわずか2.3%の上位に入ることになります。億を超えるということはかなりすごいことなんですね。

長期投資であれば、ゼロからでも1億円は絶対不可能な数字ではありません。時は金なりとはよく言ったもので、期間を長く取れば取るほどその実現可能性は高くなります。

金融庁のHPに資産運用シュミレーターというものがありました。

2001年から2021年10月末までの約20年間のS&P500のリターンは年率で8.22%でした。
仮に8%で運用するとすると、毎月7万円を30年間積み立てれば1億円に届きます。

グラフにあるとおり、資産運用せずに7万円をただ積み立てるだけでは30年で2,500万円ほどにしかなりません。これが複利の力です。

過去5年ほどのアメリカ株のリターンは異常なくらいの好成績です。今後30年間年率8%というリターンは少し楽観的すぎるかもしれません。少し下げて5%とすると、どうなるでしょうか?

積み立て金額を毎月7万円とすると年率5%のパフォーマンスでは38年11ヶ月で1億円に届くようになります。

大学卒業後、23歳で積み立て投資を始めれば60歳過ぎるころには1億円に届くようになります。パフォーマンスが上振れればその分、早く実現することになります。若いときに始めればそれだけ期間を長く取りやすくなるので有利です。

『継続は力なり』で続けることに意義があります。途中で止めたり、積み立て金額を減額したりするとこのモデルは崩れます。長期にわたって継続するということが最も難しいことかもしれません。

上のグラフのとおり、パフォーマンスが年率8%だとすると、1,000万円から3,000万円に届くまで9年近くかかります。道のりはまだまだ遠そうです。


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