【決算】ジョンソン・エンド・ジョンソン 医療機器の回復が今後のカギ

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)Q2

決算発表 7月16日
【決算概要】

Q2(前年同期比)市場コンセンサス予想
売上高183億ドル(-10.8%)175億ドル
EPS1.67(-35.3%)1.48

株価:147.40(7月16日23:00現在)
2019年度EPS:8.68
2020年度EPS(予):7.73
PER(実):16.98倍 益回り:5.9%
PER(予):19.07倍 益回り:5.2%
過去10年平均PER:17.42倍 益回り:5.7%

売上高・EPSともに市場コンセンサス上回る

上の表のとおり、売上高・EPSともに市場コンセンサスを上回りました。
しかし、売上高は前年比10.8%減、EPSは35.3%減と大きく落ち込みました。もはや言うまでもないと思いますが、コロナの影響です。

JNJはセグメントが大きく3つあります。Q2の売上と前年比は以下のとおりです。

  • 医薬品 108億ドル(+3.9%)
  • 医療機器 43億ドル(-32.7%)
  • 一般消費者向け(一般消費者向け医薬品、リステリン(口腔ケア)など) 33億ドル(-3.6%)

コロナ禍でも医薬品や一般消費者向けは売上の落ち込みがなかったようですが、医療機器が大きく落ち込んだようです。

こちらはセグメント別の利益割合です。
こちらでもやはり医療機器の落ち込みが激しいですね。昨年37億ドルあった利益が、今年は1億ドルにまで落ち込んでしまっています。

今期の利益の落ち込みはほぼ医療機器セグメントの落ち込みによるものだということがよくわかります。

最後に経営陣の2020年ガイダンスです。
予想EPSは7.85〜8.05ドルなので市場コンセンサスの7.73ドルより強気です。4月時点では7.65-8.05ドルだったので下の振り幅が若干小さくなりました。今後のコロナの影響が4月の見通し時よりも若干和らぐだろうという判断のようです。
売上高予想は-0.8%〜1.0%なので売上高ベースでは前年を上回る可能性もあるということです。

コロナで悪影響を受けた各社は、4月5月の最悪期を脱して、6月7月の売上は回復しつつあり、この先秋に向けてさらに回復が見込まれるというのが最近の決算カンファレンスコールでの決まり文句のようになってきています。それに伴って株価は上昇基調です。JNJの経営陣も同じような発言をしていました。

JNJはQ3以降の医療機器の売上の回復が今年の業績のカギになるでしょう。