今はPERが参考にならない

今のマーケットは少し楽観的すぎんるんじゃないかと思ってます。
株価の割安・割高を測る指標としてPER(株価収益率)があります。
PERに関しては以前、ご紹介しました。

PER = 時価総額/利益 = 株価/EPS(1株あたりの利益)

および

株式益回り = 利益/時価総額 = EPS/株価

普段はPERと株式益回りを株価の目安として利用していますが、今は両指標ともに参考にならないと思います。

こちらの記事で書いた通り、私は現在のコンセンサス予想EPSが楽観的過ぎると思っていますが、だから予想EPS、予想PERが参考にならないと言っているのではありません。たとえ私が妥当だと思う数字が出ていたとしても、今の状況下では参考にならないと思います。なぜなら、今後の経済状況が不透明すぎるからです。客観的な予測は現在の状況下では不可能です。S&P 500の多くの企業の2020年度の売上は今後のコロナの流行状況によって大きく左右されます(一部、あまり影響を受けない企業もありますが)。今後、第2波、第3波を懸念する声もあります。夏秋を乗り切ったとしても今年の冬、再流行のリスクは依然として高いと思いますが、非常に不透明です。一方で冬までにワクチン・特効薬が登場する可能性もゼロではありません。そんな状況下で客観的な利益予測は不可能だと思います。

前回載せたコンセンサス予想EPSから計算すると、今日時点でのS&P 500の実績PERは18.62倍、予想PERは23.63倍です。
今年2月に市場最高値を更新したとき、PERが19倍を突破して「米株は割高だ!」という意見がありましたので、数字だけ見れば予想PERの23倍台は非常に割高だと言えると思います。
しかし先ほどから言っている通り、この指数は今は何の参考にもなりません。PERをもとに今の株価が割高だという主張は無意味です。

今後どのように株価の割安度を測るか

では今後、どのように株価の割安度を測るか•••私にはわかりません。どなたか知恵があったら貸して欲しいくらいです。
予想PERはアテにならないので、実績PERの方が多少は参考になるかもしれませんが、それは利益がコロナ前の水準に戻った時点での割安度で、もし来年度までに2019年度の利益水準まで戻らなかった場合、それもあまり意味をなさなくなります。なかなか投資判断をするには難しい局面だと思います。

今週に入って、S&P 500は節目の3000を突破、今週に入ってから100近く上昇しています。今は買いの局面ではないかなと思っています。