10月の決算シーズン開幕 Q3はQ2よりも重要

10月の決算シーズン開幕

13日からQ3(7-9月期)の決算発表が本格化します。

今週決算発表を迎えるは主な銘柄は

13日(火)(現地時間)
デルタ航空(DAL)
JPモルガン・チェース(JPM)
ブラックロック(BLK)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
シティグループ(C)

14日(水)
バンク・オブ・アメリカ(BAC)
USバンコープ(USB)
ゴールドマン・サックス(GS)
ウェルズ・ファーゴ(WFC)

15日(木)
モルガンスタンレー(MS)

16日(金)
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)
シュルンベルジェ(SLB)


太字は私がウォッチしている銘柄です。
今週は金融銘柄中心です。個人的に注目しているのはブラックロックです。市場予想は昨年実績よりも高めです。

ブラックロック(BLK)Q3
市場コンセンサス予想EPS:7.8ドル
2019年Q3実績EPS:7.15ドル

EPSベースで+9%の増益を市場は予想しています。期待は大きいと言っていいでしょう。私も好決算が期待できるんじゃないかと思っています。
ブラックロック(BLK)は世界最大の資産運用会社です。Q2も非常に良い決算でした。新型コロナウィルスの感染拡大で外出困難になっても業績にあまり影響のないビジネスです。

今年のQ3、Q4の決算はQ1、Q2よりも重要だと思う

今年のQ3(7-9月期)、Q4(10-12月期)の決算はQ1、Q2よりも重要だと思っています。
理由は現状、Q3、Q4で業績がV字回復することが予想されているからです。

⬆️はS&P500のEPSの推移と予測です。Q3は33.30ドルが予測されていて、Q2が底になることが予測されています。
ちなみに⬇️が5月にファクトセットから発表されていた予測推移のグラフです。

Q2の5月時点での予想EPSは23.88ドルでした。結果は28.22ドルでしたので、4月、5月のアメリカ国内の各地でロックダウンしていた時期に予想されていたよりもS&P500の企業業績は落ち込まなかったということになります。

一方、Q3の予想は5月時点で32.10ドル、Q4は36.03ドル、最新の10月の予想ではQ3が33.30ドル、Q4が36.14ドルですので、5月の予想と10月の予想で大きく変わっていません。Q2の底が予想よりも深くなかったことは事実ですが、かといってそれを受けてQ3、Q4の予想が過度に楽観的になっているわけでもないということです。

アメリカでは日本ほどではありませんが、少しづつ経済活動を再開させていく動きも見られます。
メジャーリーグ機構(MLB)は10月中旬以降に順次開催されるナショナルリーグの優勝決定シリーズとワールドシリーズで人数を制限した上で観客を動員すると発表しました。知らなかったのですが、アメリカン・フットボール(NFL)は9月から人数を限定して観客を動員しているそうです。
一方、足元ではニューヨーク市で感染が再拡大してきているような兆候が見られます。ニューヨークでは9月に緩和されたばかりのレストランの屋内営業が再び規制されました。さらにブロードウェーは来年5月までの休演を決定ししています。

Q4では消費の山場である大型のホリデーシーズンを抱える

少し先の話になりますが、Q3のあとのQ4(10-12月期)が重要だと思うのは、感謝祭(11月26日)とクリスマス(12月25日)の2つの大型ホリデーシーズンを抱えているからです。
感謝祭とクリスマスはアメリカでは経済的にも非常に重要なホリデーシーズンで、一般的に小売業の業績はQ4が一番良くなっています。
例年であれば感謝祭、クリスマスともに家族や友人などとパーティを行い、クリスマスにはプレゼントの交換を行います。最近日本でもセールが開催されるようになってきましたが、感謝祭翌日の金曜日はブラックフライデーと呼ばれクリスマス商戦はこの日から始まります。

おそらく、今年はブラックフライデーの実店舗での大規模なセールや例年のようにホームパーティを行うのは難しいでしょう。気温が下がってからの感染状況は予測が難しいので、感染状況次第にはなりますが、もし感染が再拡大し、消費への影響が大きくなってしまうと景気や企業業績への悪影響は避けられないでしょう。

まずはQ3でどこまで企業業績が回復してきているのか注目です。