フェイスブック(FB)Q2
決算発表 7月28日
【決算概要】
| Q2(前年比) | 市場コンセンサス予想 |
---|---|---|
売上高 | 290.8億ドル(+55.6%) | 278.2億ドル |
営業利益率 | 42.5%(+10.6%<+1,060bps>) | – |
EPS | 3.61ドル(+100.5%) | 3.02ドル |
株価:363.18ドル(8月13日終値)
2020年EPS:10.09ドル
2021年EPS(予):13.12ドル Q2終了時点:6.91ドル
PER(実):35.99倍 益回り:2.78%
PER(予):27.68倍 益回り:3.61%
売上高は過去最高を更新
フェイスブックはアメリカの大手ハイテク企業の中ではパンデミックの影響を大きく受けた会社です。理由は収益構造にあります。

売上のうち、99%を広告収入が占めます。
収益の柱である広告の出稿主の多くは、レストランや実店舗を構える小売店などコロナの影響を大きく受けた業種です。フェイスブック自体は大手のハイテク企業ですが、レストランや小売店などオフライン経済と同社の収益の結びつきは他のハイテク大手よりも強いものがあります。
上のグラフのとおり、2020年Q1(1-3月期)とQ2(4-6月期)は売上高が落ち込んでいるのがわかります。
一時は落ち込んだ売上高ベースで、今期は過去最高を更新しました。
ワクチン接種がすすみ、経済活動正常化に伴って広告からの売上高も回復しました。

株価も今年の1月以降、右肩上がりで再び上場来高値圏で推移しています。
今年の残りの2四半期での成長率鈍化を示唆したことから決算発表後、株価は下落しました。
パンデミック後の経済再開による業績への追い風は今四半期で一段落する可能性があります。
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