【決算】スターバックスQ2 &マクドナルドQ1

四半期決算は不要 by バフェット

私もバフェットの見方におおむね賛成で、四半期決算の良し悪しで投資行動を変えるべきではないと思ってます。以前書いたように、

・高収益
・ワイドモート

が投資先として必須条件となりますが、そもそも四半期決算の良し悪しで投資行動が変わってしまうような企業は十分な経済的な濠があるとは言えないと思います。
ただ、投資家と投資先企業とのコミュニケーションの場として、四半期決算や決算カンファレンスコールはあった方がいいとは思いますが。

一方で、年間の売上や利益が確定する本決算は非常に大事だと思っています。高収益でワイドモートな企業が永久的にそうであり続けられるという保証はどこにもなく、決算はその確認ができる大事な指標だと思っています。

4月、5月は多くの企業が四半期決算を迎えます。
普段はあまりフォローしていない四半期決算ですが、今回はちょっと普段とは違う意味で注目しています。
アメリカでは3月から本格化したコロナウィルスによるシャットダウンによって各企業がどのような影響を受けているのか、どのような見通しなのか、経営陣の見解がわかる良い機会です。
私がフォローしている企業の決算カンファレンスコールの要旨をシェアしていきたいと思います。
※ざっくりとした意訳による要旨なので、細かいニュアンス等は実際の発言と異なる場合があります。

スターバックス SBUX Q2(第2四半期という意味です)

決算発表 4月28日

【要旨】
・コロナ の影響で全世界売上高は前年比5%減、EPSは47%減
経営に対するコロナの悪影響はQ3ではQ2よりも甚大になる見通しで、2021会計年度まで影響が続く見通しだが、Q3からQ4にかけて回復してくる見通し
・4月28日現在で中国国内の98%の店舗は営業を再開済み、4月の店舗売上高は前年比35%減、2月は90%減だったので回復してきてはいる
・中国国内では、Q2の期間中に59の新規店舗をオープン、今年中に新規店舗500店を計画(当初計画は600店)、ビヨンドミートの植物由来の製品を使用したメニューの提供など拡大方針に変更なし
・米国内の50%の直営店が臨時休業中、残りの店舗でもドライブスルーやテイクアウトのみの限定された営業になっている
・米国内の50%以上の店舗はドライブスルー、コロナ 以前より顧客のうち80%はテイクアウト
・米国内の90%の直営店を6月の早い時期までに営業再開させる見通し
・今後はモバイルでの注文に特化した店舗などデジタルツールへの投資を強化する(中国では元々、この分野での重要度は高かったが、コロナを受けて、全世界的にこの傾向が加速するだろう)
・四半期の配当は支払い続ける
・今後の売上高見通しは示さない

マクドナルド  MCD  Q1

決算発表 4月30日

・Q1の全世界売上はパンデミックの影響で3.4%減の影響を受けた
・食品・おもちゃ等のサプライチェーンへの大きなダメージはなし
・アメリカ国内の95%の店舗はドライブスルー
・コロナ 後、世界的にデリバリーの売上は増加する
・1、2月の全世界既存店売上は非常に好調だった
・3月中旬以降、コロナ の影響で閉店やテイクアウト・ドライブスルーに限定した営業という影響が出始め、結果、3月は全世界既存店売上22%減、Q1通しては3.4%減の影響を受けた。
・3月のレストラン売上は3.5億ドル減、うち75%はフランチャイズマージンの減少によるもので、ほとんどが米国外の一時閉店の影響によるもの
・フランス、イタリア、スペイン、イギリスでは3月から閉店が相次ぎ、売上70%減、4月も同様の数字になる見込み
・アメリカは3月13%減、4月中旬まで25%減だったが、直近数週間で回復してきているため、4月全体では20%減になる見込み
・アメリカではコロナ 前は2/3がドライブスルーによる売上だったが、現在は90%になっている
・中国では25%の店舗が2月上旬時点で閉店していたが、3月末までにはほぼ全店が営業再開。だが、消費者マインドはコロナ 前の水準に戻っていない。V時回復は望めず、これは中国だけでなく全世界的にも同様だと予測している
・中国での新規出店による成長にはいまだ自信を持っているが、今後の新規出店は当初計画より遅れることが予想される
・今年残り期間のレストラン売上の利益減は1億ドルを想定
・65億ドルの資金を獲得、55億は社債、10億ドルは信用枠による。また、35億の未融資の信用枠を確保済み。キャッシュは豊富で財務は依然として強いと自信を持っている
・資金使途の優先度は成長に対する投資、および株主還元。今後も取締役会には配当を払い続けるよう提案していく
・コロナ 後、中国等米国外ではデジタル経由の注文が重要になってくるが、アメリカ国内では依然としてドライブスルーが中心となる