YouTubeの成長が好業績に貢献 アルファベット 決算 Q3

アルファベット(GOOGL) Q3

決算発表 10月29日
【決算概要】

Q3(前年同期比)市場コンセンサス予想
売上高461.7億ドル(+14.0%)429億ドル
営業利益率24.3%(+1.6%<+160bps>)
EPS16.40ドル(+62.1%)11.29ドル

株価:1616.11ドル(10月30日終値)
2019年EPS:49.16ドル
2020年EPS(予):49.9ドル Q3終了時点:36.40ドル
PER(実):32.87倍 益回り:3.0%
PER(予):32.39倍 益回り:3.1%
過去10年平均PER:29.01倍 益回り:3.4%

市場予想を大きく上回るEPSで株価上昇

10月29日の引け後はビッグテック4社、つまりフェイスブック(FB)、アップル( AAPL)、アマゾン(AMZN)、アルファベットの決算発表がありました。

アマゾンはフォロー銘柄じゃないので詳しくみていませんが、他3社はおおむね良い決算だったと思います。しかし、アルファベット以外は株価が大きく下落しました。

アップルはiPhoneの売上高が落ち込んだことが嫌気されたと報じられています。フェイスブックがなぜ売られたのかはよくわかりません。アルファベットとフェイスブックの決算内容を比べてみても、遜色ないように思うのですが、フェイスブックは売られ、アルファベットは買われました。1日の株価の動きを分析してもあまり意味がないので詳しくは調べていませんが。

アルファベットはパンデミックの影響で広告収入が落ち込み、Q2は株式上場以来初の減収減益でした。
一転して今回は非常に良い決算でした。特にEPSは驚きました。数字を入力した際、思わず打ち間違えたかと思ったほどです。

グーグルの売上の内訳は以下のとおりです。

Q3(前年比)単位:百万ドル割合
Google検索&その他26,338(+6%)57%
YouTube広告5,037(+32%)11%
Google Network Members5,720(+9%)12%
Google Cloud3,444(+45%)7%
その他*5,478(+35%)12%
Google売上総計46,017100%
*YouTubeの広告以外の売上を含む

「Google Cloud」の大幅な伸びは今に始まったことではありませんが、「YouTube広告」の伸びがかなり大きくなっています。Q2と比較すると32.1%の伸び率でした。
「その他」の伸びが大きくなっているのもYouTubeの貢献が大きいと思います。有料会員の会員費などYouTubeからの広告以外の収入は「その他」の項目に含まれています。

収益源はフェイスブックほど極端に広告に依存しているわけではありませんが、それでも上の表の上から3つのセグメント、つまり「Google検索&その他」、「YouTube広告」、「Google Network Members」は広告からの収益です。「Google Network Members」にはGoogle AdSenseなどが含まれます。今期の3セグメントの合計は80%でした。

⬇️はQ2のグーグルの売上の内訳です。

Q2(前年比)単位:百万ドル割合
Google検索&その他21,319(-10%)56%
YouTube広告3,812(+6%)10%
Google Network Members4,736(-10%)12%
Google Cloud3,007(+43%)8%
その他*5,124(+26%)14%
Google売上総計37,998100%
*YouTubeの広告以外の売上を含む

Q2は「Google検索&その他」の売上減が響き全体として減収となってしまいました。売上の50%以上の比重を占めているのでこのセグメントの不調は大きく業績に影響します。

一方でグーグルもフェイスブック同様、広告以外からの収入源の確率に力を入れています。
柱はGoogle Cloudですが、競争は激化しています。トップシェアはアマゾンのAWS(Amazon Web Service)です。それをマイクロソフトのAzure(アジュール)とグーグルのGoogle Cloudが追いかけています。

また、コロナ禍でYouTubeの成長が急進しました。個人的には私もYouTubeを利用しない日はありません。

YouTubeの伸長がどこまで続くのかとGoogle Cloudの成長が今後のカギになってくると思います。