アルファベット(GOOGL、GOOG)Q4
決算発表 2月2日
【決算概要】
| Q4(前年比) | 市場コンセンサス予想 |
---|---|---|
売上高 | 569.0億ドル(+23.5%) | 531億ドル |
営業利益率 | 27.5%(+7.4%<+740bps>) | – |
EPS | 22.3ドル(+45.3%) | 15.93ドル |
| 2020通期(前年比) | 市場コンセンサス予想 |
---|---|---|
売上高 | 1825.3億ドル(+12.8%) | 1787.6億ドル |
営業利益率 | 22.6%(+1.5%<+150bps>) | – |
EPS | 58.61ドル(+11.9%) | 51.73ドル |
株価:2053.63ドル(2月4日終値)
2020年度EPS:58.61ドル
2021年度EPS(予):67.44ドル
PER(実):35.03倍 益回り:2.85%
PER(予):30.45倍 益回り:3.28%
過去10年平均PER:26.42倍 益回り:3.79%
非の打ちどころがない好決算
グーグルの売上の内訳は以下のとおりです。
2020(前年比) | 割合 | |
---|---|---|
Google検索&その他 | 1040.6億ドル(+6.1%) | 57.3% |
YouTube広告 | 197.7億ドル(+30.5%) | 10.9% |
Google Network Members | 230.9億ドル(+7.1%) | 12.7% |
Google Cloud | 130.6億ドル(+46.4%) | 7.2% |
その他 | 217.1億ドル(+27.6%) | 11.9% |
Google売上総計 | 1816.9億ドル(+13.0%) | 100% |
『Google Network Members』にはこのブログでもお世話になっているGoogle AdSenseなどが、『その他』にはYouTubeのサブスクリプションなどの売上が含まれます。
こうして見ると、やはり好業績の牽引役はYouTubeとGoogle Cloudだということがわかります。コロナ禍で自宅で過ごす時間が長くなったり、リモートワークが励行されたりしたことが追い風となりました。
ちなみにクラウドで首位を走るアマゾンのAWS(Amazon Web Service)とGoogle Cloudの売上高を比較すると以下のようになります。
2019 | 2020 | 成長率 | |
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AWS | 350.3億ドル | 435.7億ドル | 24.4% |
Google Cloud | 89.2億ドル | 130.6億ドル | 46.4% |
この一年間で両者の差は縮まりましたが、それでもAWSの売上高はGoogle Cloudの3倍以上あります。2019年のAWSの売上はGoogle Cloudの約3.9倍でした。
株価はここ1、2ヶ月で上昇した印象がありますが、それでも2021年の予想PERは30倍台です。割安感はありませんが、極端に買われすぎという水準でもないと思います。
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