2021年は不透明要因が多いとしつつ会社見通しは楽観的 ユニオン・パシフィック Q4 決算

ユニオン・パシフィック(UNP)Q4

決算発表 1月21日
【決算概要】

Q4(前年比)市場コンセンサス予想
売上高51.4億ドル(-1%)50.9億ドル
営業利益率44.4%(+4.1%<+410bps>)
EPS2.36ドル(+16.8%)2.23ドル
2020通期(前年比)市場コンセンサス予想
売上高195.3億ドル(-10%)194.9億ドル
営業利益率41.5%(+2.1%<+210bps>)
EPS8.19ドル(-2.3%)8.06ドル

株価:207.90ドル(1月21日終値)
2020年度EPS:8.19ドル
2021年度EPS(予):9.52ドル

PER(実):25.38倍 益回り:3.94%
PER(予):21.84倍 益回り:4.58%
過去10年平均PER:15.83倍 益回り:6.32%

売上高は前年並みに回復

ユニオン・パシフィックには3つのセグメントがあります。

  • Bulk(農産物や石炭など)
  • Industrial(化学製品やプラスチック、鉄鋼、木材、エネルギー製品など)
  • Premium(自動車関連、インターモダル)

インターモダルというのは鉄道、船舶、航空、トラックの組み合わせ輸送のことを指します。
Q4と通年での取扱高は以下のとおりでした。

Q4は石炭・鉄鋼・エネルギー製品の取扱高が大きく減少しました。
2020年通年でも3製品に加えて自動車関連が大幅に減速していますが、自動車関連の減少は昨年3月に新型コロナウィルスの感染拡大にともなって全米の自動車工場が一時的に稼働停止した影響と思われます。Q4では前年とほぼ同じ水準に回復しており、2021年の製品別の会社予想でもポジティブな見通しを示しています。

2021年の見通し

経営陣は今年の予想は難しいと前置きした上で、取扱高は通年で4-6%の範囲での成長を見込んでいます。
会社側が示した商品別の取扱高の見通しは以下のとおりです。

地球温暖化対策を重視する民主党政権が誕生したこともあり、石炭とエネルギー製品がネガティブな見通しとなっていますが、それ以外の製品に関しては強気な見通しを示しています。
製品別の取扱高から読み取れるとおり、石炭の取扱高は全体の約8%、エネルギー製品は11%です。2つの製品を合わせたシェアは決して小さくはありませんが、他の製品での成長が見込まれることから経営陣は2021年の業績に楽観的な見通しを示しています。

ただ、今後のビジネス環境はワクチン接種の今後の展開、製品、特に穀物への消費者からの需要や貿易の推移、産業の回復度合いに依存しており、不透明な要素は多いとしています。