仕事のやりがいとお金のバランス

世の大人たちのやりがいとお金のバランス

大学卒業前の若いころ、まだ社会に出る前のころは漠然とやりがいのある仕事に対する憧れが強かったと思います。給料よりもやりがいのある仕事、自分の好きなことを仕事にしたいという思いが強かったように思います。

あれから10年、現在の私はやりがいよりもお金の方が仕事のモチベーションとしての比重は大きいです。やりたくて仕事しているというよりも生活のため、給料のために仕事をしている部分のほうが大きいように思えます。大学生の頃の私が聞いたら幻滅するかもしれませんが、それが現実です。世の大人たちもそういう人のほうが多いと思います、というかそういう人のほうが多いと思わなければやってられません。半ば自分に言い聞かせるようにそう思い込むようにしてます。

憧れの職業の理想と現実

世の中にはやりがいがあり自分の好きなことを仕事にして、なおかつ高い収入を得ている人たちがいます。世間で一般的に憧れられている職業はこの2つの条件を同時に満たしている職業だと思います。

例えば、プロスポーツ選手です。私は野球党なので野球で考えてしまうのですが、一般的なプロ野球選手のイメージは子供の頃から好きな野球を仕事にしてたくさんお金を稼いで、高い車、高い服、高い時計に囲まれて生活し、良い家に住むといったところでしょうか?芸能人や女子アナと結婚する選手も少なくありません。

どんな職業でも世間のイメージと現実にギャップがあるのは当たり前だと思います。プロ野球選手だって、怪我をすれば翌年以降も活躍し続けられるとは限らないし、成績が落ちれば数年で解雇というプレッシャーに常にさらされていて、世間のイメージほど華やかな生活ではないかもしれません。
一流選手ともなればプレッシャーは想像を超えるものがあるでしょう。以前、巨人で活躍していた村田修一選手がプレッシャーのあまり試合前のロッカールームで嘔吐することがよくあるという記事を読んだことがあります。私は仕事が忙しすぎて寝られなかったことはありますが、プレッシャーで嘔吐したことはありません。

『グラゼニ』という漫画を読んだことがあります。プロ野球選手とお金の関係をリアルに描いた作品で、プロ野球選手からもリアルだという感想が出ていました。
プロ野球選手といっても全員が必ずしもスーパースターというわけではありません。地味な役割を担う選手は知名度も年俸もスター級の選手からは一段落ちます(といっても年俸は一般人からすると十分高給ですが)。そういったポジションの選手はやりがいとお金のバランスが、いわゆるスター選手と比べると、お金の比重が大きくなってくると思います。『グラゼニ』の主人公はもちろん野球が好きで野球選手をやっているわけですが、一方でお金のため、生活のために野球を仕事と割り切ってやっているように描かれていました。そういった部分が野球選手からするとリアルだという評価につながっていると思います。

プロ野球の審判という職業

話が少し逸れてしまうかもしれませんが野球の話になったのでついでに、昨日なかなか珍しいプレーがあったのでご紹介したいと思います。

このプレーの審判を見て、とっさにルールを適用して正しく裁く、さすがプロだなぁと思って感心してしまいました。

プロ野球の審判って大変な職業だと思います。
プロ野球選手同様、ミスをすると普通の職業では考えられないくらいの批判を受けます。昔は球場で野次られるだけだったかもしれませんが、今はさらにネット上でも叩かれます。おそらく皆さんネットを見ないようにしているのだと思いますが、気にしてしまうと24時間、常に野次られ続けている状態です。しかしここまでは選手も同様です。

審判とプロ野球選手とで違うのはナイスプレーをしたときの世間の反応です。選手の場合、万雷の拍手があり、試合後のヒーローインタビューがあり、翌日の新聞で大きく取り上げてもらえます(球団によって記事の大きさに差があるかもしれませんが)。しかし、審判はそうではありません。ミスをすれば誤審で批判されますが、正しく裁いたときはそれが当たり前です。審判が称賛を浴びることってそうそうあることではありません。

まぁ、あくまで裏方なので仕方がないといえば仕方がないですが、審判の場合、選手よりもやりがいでモチベーションを維持する必要が高い職業だと思います。

お金や名声、仕事のやりがいと幸福度

先日の三浦春馬さんの自殺はショックな出来事でした。
俳優という職業もやりがい、収入どちらも高い職業で世間では憧れの職業のひとつだと思います。物質的にも豊かで、名声もあって、端からは勝ち組の人生で自殺する理由なんて無さそうに見えてしまいますが、そこには本人しかわからない悩みや苦しみがあったのだと思います。

人生はそこが難しいところだなと最近、つくづく思います。物質的に恵まれているからといって幸せとは限らないし、やりがいがって高収入な職業に就いているからといっても幸せとは限りません。
私は正直、今の生活に大きな不満はありません。派手に贅沢な生活ではありませんが、身の丈にあった生活だと思っています。少しでもお金持ちになりたいと思って株式投資していますが、お金を手に入れたからといって私の人生がどうなるのかというのを時々考えることがありますが、よくわかりません。
お金はないよりはあるに越したことはないと思うのでコツコツとできることを続けているわけですが。