アップル(AAPL)Q2
決算発表 4月28日
【決算概要】
| Q1(前年比) | 市場コンセンサス予想 |
---|---|---|
売上高 | 895.8億ドル(+53.6%) | 773.5億ドル |
営業利益率 | 30.7%(+8.7%<+870bps>) | – |
EPS | 1.40ドル(+118.8%) | 0.99ドル |
株価:128.10ドル(5月5日終値)
2020年度EPS:3.28ドル
2021年度EPS(予):5.16ドル
PER(実):39.05倍 益回り:2.56%
PER(予):24.83倍 益回り:4.03%
過去10年平均PER:16.42倍 益回り:6.09%
予想を上回る好決算
今回の決算が良いのはある程度は織り込み済みでした。これはアップルに限ったことではありません。昨年のQ1(1-3月期)は新型コロナウィルスの感染が世界的に広がり、経済活動が一時的に停止した時期です。
そういった状況の売上高と、ワクチン接種が進み徐々に経済が正常化しつつある今年のQ1を比べれば、業績は大幅に伸びているように見えるのは当然のことです。
しかし、アップルの今回の決算はそれらの事情を織り込んだコンセンサス予想を大きく上回る好調なものでした。
カテゴリー別売上高を見てみましょう。
売上高 | コンセンサス予想 | 前年比変動率 | |
---|---|---|---|
iPhone | 479.4億ドル | 414.3億ドル | +65.5% |
Mac | 91.0億ドル | 68.6億ドル | +70.0% |
iPad | 78.1億ドル | 55.8億ドル | +78.7% |
Wearables, Home and Accessories | 78.4億ドル | 77.9億ドル | +24.7% |
Services | 169.0億ドル | 155.7億ドル | +26.6% |
すべてのカテゴリーでコンセンサス予想を上回りました。
決算が好調な一方で株価は横ばいです。

前回の1月の決算時で2021年の予想EPSは4.35ドルでしたが、現在は5.16ドルまで上がってきています。
株価はほぼ横ばいなので予想PERは30倍台から24倍台まで下がってきました。割安感が出てきていると思います。
個人的には、ポートフォリオ内のアップルのウェイトは10%程度ともっとも高い銘柄なので、これ以上の買い増しには少し躊躇してしまいます。
私が買った2018年当時のPERが16倍だったことを考えると尚更です。割安感が出てきているとは言え、さらに買い増してウェイトを高めてまでリスクを取る水準ではないかなと思ってしまいます。
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